材質：チタン
板厚：1.2ｍｍ
パンチング仕様：2φ×4P 60度千鳥（1本飛ばし）
用途：2輪車用排気部品

金属は頑丈である一方、付き物なのがサビとその重さ。
高級な金属になればそのような問題も解消されていきますが、今度は高級過ぎて、手に入りにくくもなります。
そのような中で比較的流通が多く、軽くてさびにくい材料と言えばチタンになります（とはいえ、一般的な鉄やステンレスと比べて値段は高くなります）。
最近はゴルフなどのスポーツ用品やアクセサリーなどですっかりおなじみになったチタンですが、ショウワではこのチタンにパンチングもできます！

こちらは軽さが要求される2輪車の排気部品に使用されますので、パンチングした後丸めて溶接をして、実際のマフラーに組み込まれます。

ちなみに、こちらのパンチングは以前にご紹介した通り材質がチタンであることや、板厚が厚めであることなどの条件が重なるため、

↑の写真のように、通常はパンチング加工後に反りが発生します。
ですが、ショウワではパンチング加工後にレベラー加工を施すことによって反りを解消しておりますので、平坦度は良好です。

なお、こちらのパンチングは、

↑の写真のようにパンチングの両端に1列ずつ、孔が余っています。
こちらは「飛び型」といい、小径・小ピッチの場合など、パンチングの形状がこのような形になります。
詳しくはショウワＨＰの「パンチング配列パターン」のページの下部に記載しておりますので、ご覧ください。
見た目は少し不揃いに見えますが、量産品のコスト削減に有効ですので、ぜひ一度ご検討ください。